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狭山丘陵寺社めぐり 39 須賀神社  (瑞穂町殿ヶ谷)

狭山丘陵寺社めぐり 39 須賀神社

 殿ヶ谷の「須賀神社」の入口は分かり難い。4年前に訪れた時も苦労したのを思い出した。小さな公園の傍に二つの倉庫(写真)が建ち、その前に「殿ヶ谷の山車」と書かれた柱が立っている。説明版があり「殿ヶ谷の神輿 殿ヶ谷の神輿は、瑞穂町殿ヶ谷地区に伝わる神輿で、毎年七月初旬に行われる瑞穂の夏まつりにおいて、殿ヶ谷地区の鎮守である須賀神社祭礼より御霊代を受け、渡御に使用されている。 この神輿は慶応二年(1866)、江戸大門通小伝馬町の海老屋忠蔵藤原陸和により制作された。 地元の伝承には、当時九十五円で購入したという説があり、この説により明治四年新貨条例制定以降に購入されたと思われるが、確証するものはない」と書かれている。 前報、阿豆佐味天神社の入口に「明治政府から三百円のご下賜金」の石碑が立っていたことから、当時の九十五円は莫大な値段であったことが推定される。

須賀神社神輿

 この二つの神輿舎の近くに、殿ヶ谷の鎮守である須賀神社があると思われる。神輿舎の左に丘陵に上る坂道を見つけ、ここに至ってようやく4年前、この坂道を上ったのを思い出した。 かなり坂道を上り詰めたところにトタン屋根の付いた木製の鳥居(写真)があり、鳥居から丘陵に向って急傾斜の立派な石段がついている。

須賀神社鳥居

 石段を上りきった丘陵の上に、須賀神社の拝殿(写真)が建っている。

須賀神社拝殿

 拝殿の後ろには、更に小さな本殿(写真)がある。

須賀神社本殿

 祭神は素戔嗚尊、火産霊命、久恵比古命。瑞穂町図書館で入手した「瑞穂町周辺社寺一覧」には「由緒 伝承を失す。一般にはキノエネサマと称す。狭山丘陵支脈の尾根の平地にあり眺望絶佳、付近山腹には地下壙式古墳が散在する。大正元年に村内愛宕神社と天神社を合祀し祭神が三柱となった」と書かれている。
 キノエネとは甲子と書き、干支の組合せの1番目であることから、甲子の日は吉日とされる。殿ヶ谷には昔から「甲子講」があり、甲子の日に須賀神社に集い、大黒神を拝んでいたようだ。甲子の日は60日に1日の割でやってくるが、近年はその日がウィークディの場合は日曜日に代えて、甲子講を行っているという。大黒神即ち大国主命は須賀神社の祭神ではないが、大国神の像か絵が社殿の中に安置されていると思われる。大黒神は農業・商売・福徳・夫婦和合(家内安全)の神様。 なお、甲子神社は静岡県富士市にあり、出雲大社から勧請した大国主命の分霊を祀っているが、殿ヶ谷の甲子講とは関係ないようである。
 
 祭神は3神については、元々の須賀神社の祭神が素戔嗚尊。 火産霊神は愛宕神社の祭神で、本来は迦具土神と呼ばれる防火の守護人。 久恵比古命はどうもよく分らない神様である。天神社の祭神であるらしいが、天神社の祭神は菅原道真であるのが通常。 須賀神社を管理する阿豆佐味天神社に問い合わせると「天神社はどこかの天神社を勧請したものではなく、自然発生的につくられたと思われる」との返事。阿豆佐味天神社の境内社「雷神社」と同様に、殿ヶ谷の人々の信仰が天神社や雷神社と形となったのであろう。 
 境内には、小さな境内社(写真)があるが、どのような神社かは不明。 跡でブロ友様から「境内社ではなく、庚申塔。天明三年(1783)の青面金剛塔である」と教えてもらった。
 残念なのは「眺望絶桂」といわれる景色が、樹木にさえぎられて展望ができないこと。
 
須賀神社境内社

 参拝を終え石段を下りると、道路が左右に別れる。右は神輿舎横から上ってきた道路。そこで左の道路を下りていくと、住宅地に入り込む。下りてきた道路(写真)には、須賀神社入口を示すものがないので、土地以外の人には須賀神社を見つけるのが難しいことが分った。神社の表示のない不思議な神社だった。
 7月13.14日に「瑞穂町夏祭り」が開催されると教えられた。祭の日の須賀神社や阿豆佐味天神社を参拝してみたいもの。特に、閑散としていた須賀神社の祭り日の変貌を、見届けたいものである。

須賀神社入口

 「殿ヶ谷バス停」の近くに「殿ヶ谷地蔵尊」(写真)が祀られている。昔、武蔵七党のひとつ村山党の居館があったので、殿ヶ谷と名付けられた村山郷の中心地らしく、路傍の地蔵尊も威厳に満ちた表情であった。
須賀神社地蔵
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