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寺社めぐり 7 岡山県総社市

寺社めぐり 7 岡山県総社市

 広島で大学のクラス会が開催されるので、前日に東京を発ち、古の吉備の国を訪ねた。昨年2月に法事の帰途、吉備の国の吉備津神社(写真、祭神大吉備津彦命、1437社目)と吉備津彦神社(写真、祭神大吉備津彦命、1438社目)に参拝した。生憎天気がよくなかったため、早々に帰京したので、今回は吉備の国探訪の総仕上げをしたい所存。 「のぞみ」を岡山駅で下車し、JR伯備線に乗り換えて、吉備の国の中心となる総社駅に着き、レンタサイクルで寺社めぐりをスタート。

吉備津神社062

吉備津彦神社063

1 井山宝福寺 (寺社めぐり2095社目)

 室町時代の画聖・雪舟が修行した寺として有名。 本堂(写真)を仏殿または法堂と呼び、その中に宝福寺の御本尊虚空蔵菩薩が安置されている。山号の井山は、天皇の病気治癒に効能があった「千尺井」という井戸に因んで付けられた臨済宗東福寺派の寺院。虚空蔵菩薩は知恵と福徳を授ける仏様である。
総社宝福寺

 境内の奥には600年の歴史を持つ「三重塔」(写真)が建っている。色彩がきらびやかなのは、昭和四十四年に解体修理したため。国指定重要文化財である。

総社三重塔

 境内には「雪舟碑」(写真)が立ち、説明版には「雪舟等楊禅師は約五百年前の人であり、総社市赤浜に生まれ、十二才の時当山に入門し小僧となりました。天性画を好み経巻を事とせず、遂に師僧の怒りに触れて方丈の柱に縛られ、落つる涙を足の親指につけて板敷に鼠の絵を描いたということは有名な伝説です」と書かれている。

総社雪舟碑

 私の故郷、島根県益田市には二つの雪舟庭園があり、雪舟終焉の地ともいわれているので、吉備の郷で雪舟所縁の寺院を参拝できたのが嬉しい。故郷の雪舟庭園については、今秋帰省した折に紹介するつもり。

2 総社宮

総社市の地名の由来となったといわれるのが総社宮。総社は、国中の神社を巡拝する慣わしの不便を省くため、平安末期に国府の近くに造られるようになったもので、(吉備の国は備前、備中、備後に分れているが)ここ備中の総社は324社の神を合祀したもの。因みに武蔵国の総社は、府中市の大国魂神社である。 総社宮は大化年間(645~650)の創立で、祭神は大名持命(大国主命の若い頃の名前)と須世理姫(大名持命の妻)。 本殿(写真)は、きっぱりと天を指さす千木と棟の上に並ぶ太い堅魚木のある屋根が目立つ、伊勢神宮とよく似た建物。

総社宮本殿

拝殿前(写真)は、太いしめ縄と神楽面で飾られている。

総社宮拝殿

拝殿横から続く長い回廊(写真)が印象深い。 歴史の重さを感じさせる社であった。

総社宮回廊

3 備中国分寺

 田園に囲まれた丘陵地に、天平十三年(741)に聖武天皇の勅願によって建立された国分寺(写真)が建っている。当時の寺域は東西160m、南北180mで、周囲には1.2mの築地土塀がめぐらされており、寺域内には南門、中門、金堂、講堂、塔などの伽藍が配置されていた。 備中国分寺は日照山と号する真言宗御室派で、ご本尊は薬師如来。

総社国分寺

 古の吉備路のシンボル的存在の高さ34mの五重塔(写真)は、江戸時代弘化年間(1844~1847)に再建されたもの。奈良時代には高さ50mの七重塔が建っていたが、焼失してしまった。 それでも都内国分寺市の建物が全くない国分寺跡に比べると、この国分寺跡には建造物が残っているのが羨ましい。
総社五重塔

4 作山古墳

備中国分寺近くに、全長285m、高さ24mの作山古墳(写真)がある。古墳を樹木が   
覆っているので全体像が分りにくいので、上空から見た古墳を紹介する(写真)。 作山古墳の規模は全国で第九位に相当する。すぐ近くに全国第四位の造山古墳が存在するので、吉備国には古代から大豪族が君臨していたことが想像される。

総社古墳

作山古墳064

 古墳から遠くの山頂に「鬼ノ城」(写真)が遠望できる。ここには鬼が住んでいたのだが、桃太郎に征伐されたとの昔話がある。 昔、吉備国は大和政権に反抗していた。そこで大和朝廷の将、桃太郎(吉備津彦命といわれる)が犬猿雉(軍隊)を率いて鬼ノ城(吉備国)に攻め込み、鬼退治(吉備国を平定)をした。桃太郎が犬猿雉に与えたのが吉備団子(報奨金)とは、よくできた昔話である。

総社鬼城

 3時間の「吉備路探訪サイクリング」は快適で、かつ歴史を学ぶよい機会となった。中国地方では出雲国に次ぐ古代国家・吉備国があったことがよく分った。

 
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吉備の国

遠路遥々、吉備の国とは。私の友人にも10年来、神社を追いかけている人がいます。九州神社紀行( http://nobyama.com/ )のHP右側の参拝記録、日付順からたどれます。
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