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狭山丘陵寺社めぐり 29 住吉神社  (東大和市芋窪)

狭山丘陵寺社めぐり 29 住吉神社

 青梅大祭を見物した際「住吉神社」に参拝した。この「狭山丘陵寺社めぐり」シリーズで、未だ住吉神社を紹介していない。しかし我が東大和市に住吉神社があった筈、と気付いてパソコンを確認すると「8報蓮華寺」と「9報慶性院」の間に、「住吉神社」があった。取材して記事を作成しておきながら、なんとブログ発信を忘れていたとはお粗末。遅ればせながら、3ヵ月前に作成した記事を今回紹介することにした。           
 多摩湖に沈んだ寺社(写真)の2番目は「住吉神社」 石川の谷では蓮花寺(蓮華寺)と慶性院の中間に位置し、「天王様」と親しまれた神社。

多摩丘陵寺社

 前報の蓮華寺が面する旧芋窪街道を南に歩き、最初の信号を右折すると、住宅地の中に立つ木造の鳥居(写真)に着く。トタンを被った笠木の両端が上に反っているので、明神系の鳥居である。 鳥居の奥には神殿(写真)があり、蓮華寺や慶性院に比べると、とても小さな造り。 

住吉神社鳥居

住吉神社社殿

全国に2100社ある住吉神社の代表は、大阪の住吉大社(写真)で、祭神は底筒男命、中筒男命、上筒男命の住吉三神。古事記ではイザナギ命が禊(みそぎ)をしたときに生まれたのが住吉三神で、海や航海の神である。海の神信仰がどうして石川の谷にあったのかはよく分からないが、武蔵野に住吉神社は散在するので、その住吉神社に縁のある有力者がこの地に勧請したとも考えられる。 住吉大社は一昨年、寺社めぐり1028社目に参拝した。写真は第三、第四本宮で、国宝の四つの社殿はいずれも風格があった。 本宮が四社あるのは、住吉三神の他に神功皇后が祀られているため。神功皇后の新羅遠征を住吉三神が守護したので、神功皇后が住吉大社を創建したと伝えられる。
住吉大社052

 住吉神社の社殿の中に八雲神社が同居していることが分った。祭神が複数ある神社は多いけど、神社が二つある社殿は初めて。「7報、豊鹿島神社」の摂社に、住吉神社と八雲神社があったのが、この二つの神社のこと。 八雲神社は牛頭(ごず)天王・スサノオを祭神とする祇園信仰の神社で、総本社は京都の八坂神社である。この神社が「天王様」と呼ばれるのは、摂社の祭神である牛頭天王に基づいている。 一昨年訪れたギリシャ・クレタ島に、頭が牛の人間ミノタウロス伝説があった。日本とギリシャに共通する神話があるのは興味深い。 スサノウ神も牛頭天王もどちらも大変な荒神という点が共通しているが、神徳は水難・火難・病難除去・五穀豊穣である。 八坂系の神社は全国で2651社にものぼり、関東に多い氷川神社も八坂神社の仲間で、祭神も同じスサノオ神。

社殿の左に建つ境内社は「大口真神社」(写真)であることを、ブロ友様から教えてもらった。大口真神社については「11報、神明社」で紹介したように、武蔵御嶽神社の境内社で、大口真神とは、狼を神格化したもので、猪や鹿から作物を守ることや善人を守護し悪人を罰する信仰とされる。 ブロ友様から更に教えて頂いたのは「この境内社は、多摩湖に沈んだ石川部落に伝わる『藤兵衛さんと狼』のやしろです。木樵の藤兵衛さんは、喉に骨をつかえて苦しんでいる狼を助けます。狼は朝晩、藤兵衛さんを送り迎えします。その藤兵衛さんが狼を祀った社は、移転と共にこの地に遷りました。大事に大事にしたい社です」という、心温まる東大和市の民話。ブロ友様に、心からお礼を申し上げたい。
住吉神社八雲

 八雲神社の名前の由来は、スサノオ神の詠んだ「八雲立つ出雲八重垣妻籠に 八重垣作るその八重垣を」から採られている。 島根県松江市に「八重垣神社」(写真、713社目)があり、祭神がスサノオ神と稲田姫。縁結びのご利益があるとかで、若い女性のグループが多かったのを思い出した。
八重垣神社024

 境内に小さな古い石塔が三つ(写真)並んでいる。 右の石塔には神明社の字が読み取れ、伊勢参り信仰がうかがえる。左の石塔には瓣財天と書かれており、水信仰・七福神信仰がうかがえる。真ん中の石塔は風化してしまっていた。いずれも石川の谷から持ち込まれたもの。  

住吉神社石塔
 
 小さな社であったが、湖底の村から移転した人々により維持されてきたのであろう。住宅地に取り囲まれてしまったが、この小社が風化してしまわないように祈って、次の慶性院に向った。
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まだそのままで良かった

 このお宮、もうすぐ横まで、新しい道路が迫っています。住吉様は詳しく紹介して頂きました。
 その左側の小さな社には青梅御嶽山の大口真神(狼のお札)がまつられます。
 村山貯水池に沈んだ石川に伝わる「籐兵衛さんと狼」のやしろです。
 木樵の籐兵衛さんは、喉に骨をつかえて苦しんでいる狼を助けます。
 狼は朝晩、籐兵衛さんを送り迎えします。
 その籐兵衛さんがまつって、移転と共にこの地に遷りました。
 大事に大事にしたい社です。 野火止用水
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