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寺社めぐり 6 薬王寺ツツジ  (青梅市今井)

寺社めぐり 6 薬王寺ツツジ

 昨年11月、青梅市今井地区の寺社めぐりをした時、「薬王寺(1853社目)」にツツジ園があることを知った。そこで昨日(5月3日)ツツジ見物に出掛けた。

1 薬王寺  青梅市今井

 バスを乗り継いで「峠バス停」で下車し、のどかな風景を眺めながら20分歩くと「薬王寺」に到着。 50人くらいの観光客と共に、鮮やかなツツジの花(写真)を楽しむ。

薬王寺ツツジ1
薬王寺ツツジ2

薬王寺ツツジ3

 「5月2日でライトアップ終了」と書かれているので、ツツジは満開の時期を過ぎたようである。一週間前の都心の根津神社のツツジが2分咲きだったのに比べ、より寒冷地の青梅市のツツジが満開なのが不思議。薬王寺のツツジは早咲きなのかなあ?
 ツツジ園から見下ろす薬王院は、とても落ち着いた風格のあるお寺(写真)。

薬王寺本堂

 薬王寺の説明版には「七国山薬王寺 本尊は薬師如来である。法相宗の僧良誓が奈良から聖徳太子の作と伝えられる薬師像を持ち来たり、一堂を建立したのにはじまると伝えられている。現在は真言宗豊山派である。良誓は暦応二年(1339)没といわれ、同年の板碑も現存している。また、足利尊氏の開基との説もある。 慶安二年(1649)には幕府から薬師堂領十石の朱印状を与えられている。 山門は、一間一戸、市内唯一の鐘楼門であり、屈指の古刹といえる」と書かれている。 聖徳太子の作には驚いたが、昔はよくあった宣伝と思いたい。
 境内にある鐘楼門(写真)と馬頭観音(写真)を紹介する。

薬王寺鐘楼

薬王寺馬頭

 ツツジ園の上の広場には「不動尊」(写真)が建っている。

不動尊本堂

 ご本尊は倶利伽羅不動尊。インターネットで検索すると、どうやら不気味な姿の不動尊のようであるが、その正体はよく分からない。石川県の倶利伽羅不動尊は、有名な千葉県の成田不動尊、神奈川県の大山不動尊と共に、日本三大不動尊の一つ。 境内に剣か木に絡まる蛇のような石像(写真)があったのが、これが倶利伽羅不動尊であるらしい。

不動尊くり

 神殿の右奥に「弁財天」の境内社が建っている。これはツツジ園の中を流れる小川や滝を祀ったものと思われる。

2 浮島神社   青梅市今井

 昨年11月に参拝済みの「浮島神社」(写真、1852社目)の境内にある、霞川を見下ろすベンチで昼食。
浮島神社本殿

 浮島神社は文禄三年(1594 豊臣秀吉の時代)に再建した棟札が残る古社で、今井村の村社。祭神は応神天皇と菅原道真。菅原道真に因み、かつては浮島天満宮といった。 神社の傍を流れる霞川が氾濫した際、社殿が島のように浮いて見えるため、浮島神社とよばれるようになった。
 境内社が4社あり、「疱瘡神社」「蚕蔭神社」(写真)「八幡宮」「綾瀬神社」(写真) 疱瘡神社と蚕蔭神社は同じ祠に同居されている。
浮島神社境内1

浮島神社境内3

 「疱瘡神社」は「狭山丘陵寺社めぐり28報十二所神社」で紹介した疱瘡・病気平癒の神社。「蚕蔭神社」は「23報熊野神社」で「蚕影神社」として紹介した養蚕に係わる人々の信仰の神社。狭山丘陵と同じ信仰がこの青梅市にもあったのが懐かしい。 「綾瀬神社」は足立区綾瀬にある元氷川神社。従って祭神は須佐之男命。昭和48年に他の神社を合祀した時に「綾瀬神社」と命名したとのこと。浮島神社の有力者に、綾瀬神社と係わる人がいたのだろうか

3 住吉神社(青梅大祭)   青梅市住江町

 5月2.3日は「青梅大祭」であることを知り、青梅駅で下車。駅前のロータリーから旧青梅街道一帯が歩行者天国となり、沢山の出店と大勢の祭り客で大賑わい。町毎に12台の山車が練り歩き、山車に乗る笛と太鼓のお囃子がテンポのよいリズムで流れてくる。山車には獅子舞、狐、鬼の面(写真)をつけた踊り手が、面白おかしく踊っている。 山車がすれ違う際にお互いのお囃子を競い合うのが「けんか囃子」(写真) 山車ごとにリズムが違うため、相手のリズムにのみ込まれてしまった方が負け。この場所には見物客が詰めかけて、身動きができないほどの大混雑だった。 道路の各所には固定の舞台(写真)が造られ、そこでもお囃子と踊りが繰り広げられている。 古い映画のポスターが有名ないつもは静かな青梅の街全体が湧きかえっている。 店の中に山車人形(写真、静御前)が飾られているのも面白い。

住吉山車1-2

住吉山車2

住吉山車3

住吉山車4

 住吉神社の一の鳥居の前にも山車がいた(写真)住吉神社の例祭が、青梅大祭に発展したのだから、住吉神社に参拝しなくてはならない。 

住吉一鳥居

 鳥居をくぐると、二の鳥居と急峻な石段(写真)が見える。

住吉二鳥居

 石段を上ると拝殿(写真)に着く。住吉神社は昨年1月に参拝(1402社目)しているので、今回は2度目の参拝となる。

住吉本殿

 拝殿横の説明版には「応安二年(1369)延命寺を開山した李竜が、創建と同時に李竜の故郷である摂津国の住吉明神をこの地に祀ったのが始まりと伝えられる。 旧青梅村の総鎮守であり、祭神は上筒男命、中筒男命、底筒男命、神功皇后である。 変形春日造(背面入母屋造)の本殿は、正徳六年(1716、徳川吉宗の時代)に建立された。また、拝殿・幣殿の再建は、文政七年から天保六年頃と推定され、江戸時代に建てられた本殿・幣殿・拝殿が一体として残り、たいへん貴重である」と書かれている。
 祭神の最初の三人は住吉三神で、海の神、航海の神、和歌の神。神功皇后の新羅遠征を住吉三神が守護したことから、凱旋した神功皇后が摂津国の住吉の地に、住吉大社を建てて祀ったとされる。 私は2年前に住吉大社(1028社目)に参拝している。住吉三神と神功皇后を祀った国宝の4つの本宮(写真、第三、第四本宮)があり、歴史の重みを感じさせる大社である。

住吉大社052

 境内社が三社。「大鳥神社」(写真)「稲荷神社」(写真)と「天神社」(写真) 

住吉大鳥

住吉稲荷  

住吉天

 「大鳥神社」は都内目黒区の神社。祭神は日本武尊、国常立尊、弟橘媛命。日本武尊は九州、出雲、東国に出征して、反抗勢力を討伐した、日本神話のスーパーヒーロー。国常立尊は「24報七所神社」で紹介した、天と地が分れたときに最初に地に現れた神様。弟橘媛命は日本武尊の后。 日本武尊を祀る大鳥神社系の総本社は、神剣・草薙剣を御神体として祀る名古屋市の熱田神宮。 「天神社」は菅原道真を祭神とする天満宮系の神社である。
 ツツジ見物に出掛けたのが、思いがけない祭見物となり大喜び。青梅市には未だ昔の面影・伝統が残ることを嬉しく思う。

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