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狭山丘陵寺社めぐり 27 滝の入不動尊  (武蔵村山市三ツ木)

狭山丘陵寺社めぐり 27 滝の入不動尊

 前報「長円寺」から少し西に向かい、狭山丘陵に分け入ると、今回紹介する「滝の入不動尊」に着く。 入口に「心経院」(写真)というお寺があり、説明版には「本堂は、大日大聖不動明王を本尊として、昭和四十一年に建立されました。拝殿と奥院には、倶利伽羅大龍不動明王(拝殿のものは延宝三年(1675)造立)が祀られており、古くから信仰されています。狭山三滝の一つで白糸の滝といわれていた湧水は、古代から御神水として尊ばれているといわれています」と書かれている。

滝入拝殿

心経院の境内に「滝の入不動尊略図」(写真)が掲示されている。略図には、広い境内にいろいろな建物や仏像が配置されており、左下に「拝殿」と示されているのが、この「心経院」。 山号は真誠山と称し、正式名は「真誠山心経院滝の入不動尊」と称する、神仏一体の寺社。

滝入略図

 お寺の右側の道を進むと、丘陵の斜面におびただしい仏像が立ち並んでいる(写真)。これまでに訪れた狭山丘陵の寺社とは、全く異なる雰囲気を持っている。多くの仏像の中から私が選んだのが「ぼけ除不動明王」(写真) これからの我が人生を鑑み、「ボケ」にならないようにしっかり拝んでおいたのだが・・・・・
滝入仏像群

滝入ぼけ

 更に進むと、樋から水の流れ落ちる池(写真)があり、これが白糸の滝で「滝の入不動尊」と命名した所以なのであろう。池の壁に弁財天像が祀られ、池の上に弁財天堂が建っている。前報の長円寺にも大弁財天堂があったので、この地域は狭山丘陵の湧水に恵まれ、水の女神・弁財天を祀るにふさわしい土地柄のようである。

滝入白糸

 池の上の丘陵の中腹に「滝の入不動明王堂」(写真)が建っていて、この中にご本尊の大日大聖不動明王が祀られているのだろう。大日大聖不動明王とはいわゆる不動明王のことで、大日如来の化身の一つ。どんな悪人でも追いかけて衆生を救うため、憤怒相で現れたもの。不動明王は本来は如来や菩薩を守る仏であるが、既報の蓮華寺、慶性院のように、真言宗ではご本尊として祀られる場合が多い。
滝入不動堂

 不動明王堂の上に「奥院」(写真)の小社が建ち、この中に倶利伽羅大龍不動明王(写真,当堂のものではない)が祀られているのだろう。倶利伽羅大龍不動明王は、不動明王と龍の合体神というから、明王の世界にはおどろおどろしいものがあるようだ。

滝入奥院

倶利伽羅大龍不動明王045

 境内に張り巡らされた参拝道を歩くと「天満宮」(写真)と「艮金神」(写真)の祠がある。この祠は不動明王堂の鎮護神ではなく、神仏一体なので、不動明王堂と対等な神社・神様として祀られたものだろう。 「艮金神(ウシトラノコンジン)」は初めてお目にかかる神様。艮とは丑寅、即ち東北の方位のことで、陰陽道では鬼門とされる。金神とは方位神の一つ。金神の中でも「艮金神」は「久遠国」という夜叉国の王である巨旦大王の精魂とされる。そのため金神は人々に大変恐れられたが、岡山県周辺では信仰した者も多く、後に金光教の誕生につながった。広島県福山市に「艮神社」があると分ったので、帰省に合わせてぜひ参拝したいものである。

滝入天満宮

滝入艮

 境内を歩くと、おびただしい仏像に出会うのだが、諸仏像の紹介は省略する。この仏像の数だけみても、狭山丘陵では格別にユニークなお寺社であった。 更に初めての神仏との出会いがあり、そのためにいろいろ学んだことは評価したい。
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