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スリランカ旅行 2 2日目  ボロンナルワ

1 古代都市シーギリヤ  ボロンナルワ

 狭い道を走ると、樹海から抜きんでるように二つの岩山が見えてきた。岩山の一つがシーギリヤ・ロック、即ち3番目の世界遺産「古代都市シーギリヤ」である。 岩山を見上げる場所でガイドの説明「ここは水の広場と呼ばれる宮殿跡。王宮は岩山(写真)の頂上に建っていた」 広大な水の広場には、王の沐浴場やパレス跡がある。これらの施設が5世紀に造られ、上下水道設備も完備していたというから、スリランカの古代文化は奥が深い。当時の日本が古墳時代であったことを思うと、驚き。
          シギリア全景
 
 ガイドの説明「5世紀に、昨日見学したアヌラーダプラを統治していた王様に、二人の息子がいた。弟の母親が王族の血筋だったので、平民の母親だった兄カーシャパは、このままでは後継者になれないと思って、父親を殺して王位を奪い、弟はインドに亡命した。弟の復讐を恐れたカーシャパは、切り立ったシーギリヤの岩山の頂上に宮殿を建設して住んだ。しかし11年後、インド軍を率いた弟との戦いに敗れて、カーシャパは自殺。それ以来、岩の上の宮殿は廃墟となった。 1875年、望遠鏡でロックの岩壁を見ていたイギリス人が『シーギリヤ・レディ』と呼ばれる、極彩色の壁画を見つけ、それ以来スリランカを代表する観光地となった」  ここから見上げるシーギリヤ城は難攻不落に見え、山頂に立てこもれば絶対に負けないように思えるが、戦いは守りだけでは勝てないに違いない。

 さあ、これからロック頂上への1200の石段上りに挑戦だ。大きな岩の間を縫うようにして続く石段を上り始める。 息を切らして20分も上ると、頭上にらせん階段が見えてきた。昔はハシゴだったが、1938年即ち私の生まれた年に、イギリスが周りを金網で囲った、鉄製のらせん階段を造ってくれた。 崖に掛けられたらせん階段は、鉄網を通して崖下の景色が丸見えでとても怖い。下を見ないようにしてらせん階段を上りきると、オーバーハングした岩壁に、鮮やかな美女たちの半身像(写真)が描かれているではないか! これまでの恐怖が全部消し飛んで、シーギリヤ・レディの鑑賞と撮影に没頭。 美女たちは二人ずつに分かれて、別々に描かれており、現在18体残っている。岩壁に石灰を塗り、その上に顔料で描いたとされるが、5世紀に描かれたとは思えない、美しい色と妖艶な姿をしていた。裸の女性が上流階級で、服を着ているのが侍女。ストロボ禁止なので、あまり上手く写真が撮れなかったのが残念。

               シギリヤ絵1

               シギリヤ絵2
       
 怖いらせん階段を下りて、シーギリヤ・ロックの中腹の道を右から左に歩いて着いたのが「ライオンの入口」(写真) ガイドの説明「石段の左右に石造りの大きなライオンの爪がある。昔は爪の上にライオンの足と大きく口を開けた頭があり、石段を上っていくと、ライオンののどに飲み込まれるような仕組になっていた。ライオンののどをシンハラ語で『シンハギリヤ』と言い、それが『シーギリヤ』に変化した。これから400段の石段を上り切ると、岩の上の王宮跡に着く。皆さん王宮跡に上りますか? 上りたくない人は、ここで待機してください」
 そう言われて見上げると、垂直に近い岸壁を縫うようにして、鉄製の階段が付いている。階段を上り下りする人たちが小さく見え、これは大変な所に来てしまったことを自覚。しかしここまで来て王宮跡を見学しない訳にはいかない。

               シギリヤ入口

 上り始めて鉄製階段にかかると、手摺りはあるものの下界が丸見えで怖い。それでも上り階段は岩壁に接近しているからよいものの、下り階段は岩壁からせり出すように取り付けてある。下りの怖さを先取りして心配するとは、我ながら情けない。「怖い怖い」を連発しながら、高さ50 m程度の岩壁を上りきった。 
頂上は平坦で、石垣の上の王宮跡(写真)に立つ。

                    シギリヤ王宮

ガイドの説明「王様は家来たちと女性たちを連れて、王宮に上ってきた。皆さんが上っ
てきた鉄製階段は後で取り付けたもので、昔は別の道があったと思われる。王様は11年間ここに住んで、弟の襲撃を待ち続けた」 小さな王宮に少人数で住むカーシャパ王の孤独感が分かるような気がする。 ここからは360度の展望が開けている。天気がよいと昨日見学したアヌラーダプラのルワンウェリ・サーヤ大塔が見渡せるというが、今日は曇天のため一面に広がる樹海が見えるだけ(写真)。 
               シギリヤ景色

2 クワドラングル  ボロンナルワ   

第4番目の世界遺産「古代都市ボロンナルワ」観光がスタート。入場したのが「クワドラングル」 ガイドの説明「クワドラングルとは四辺形の意味で、城壁に囲まれた中に11の仏教の建築物が集まっている」 先ず「トゥーパーラーマ」という仏堂に入る。薄暗い室内に三体の仏像が安置されている。仏堂の外壁の彫刻が、ベトナムのヒンドゥー教のミーソン遺跡と似ている。外壁や周辺の木の上に、精悍な表情をしたサルの群れがいた。ヒンドゥー教の猿神「ハヌマーン」のモデルかも知れない。 次いで石柱が立ち並ぶ遺跡が5個所あった。「菩提樹寺跡」「仏歯寺跡」などの石柱群(写真)のみ残っている。
               シギリヤ跡1

 動物たちの並ぶ楽しい彫刻もあった。 「ワタダーゲ」という大きな円形の仏塔があり、入口にはガードストーンという、悪魔を追い払うガードマンの彫刻がある。 ガードマンの後方に白い仏像が鎮座し、この遺跡のハイライト(写真)。 

               シギリヤ跡2

「ガルポダ」という象の彫刻のある石碑には、インドとの関連などの碑文が残されている。 最後は「サトゥマハル・プラサーダ」(写真)という7階建ての建物。カンボジア様式とされるが、メキシコのインカ遺跡の塔に似ているのが興味深い。

                    シギリヤ跡3

これらの建物は、日本の平安時代にあたる10~12世紀に造られた。


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