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スリランカ旅行 1 初日  コロンボ~ボロンナルワ

 一昨年1月、スリランカに旅行したので、スリランカという国を紹介します。スリランカはインドの南にあるマンゴーの形をした島国で、昔はセイロン島と呼ばれていた。「セイロン島6大世界遺産探訪」に魅力を感じ、ツアーに参加。旅行後書いた「仏教の聖地 スリランカ紀行」から抜粋して紹介します。

1 ダンブッラ石窟寺院  ダンプッラ  
 
最初の世界遺産「ダンブッラ石窟寺院」の観光がスタート。バスを降りると、岩山を背景にした大きな仏塔(ダーガバ)と更に大きな大仏が鎮座する寺院(写真)が見えてくる。寺院に入ると、金色の大仏の大きさに圧倒されるが、そのお顔がとても厳しい表情をしており、鎌倉の大仏のような柔和な美男とは言えない。出発前のドロ縄調査の結果、スリランカの小乗仏教は、僧侶の厳しい修行を前提としているので、御仏の表情にも厳しさがあるのだと理解。寺院も大仏同様にきらびやかであるが、これは戒律の厳しさとは、相反するように思った。

ダンブ寺院
 
寺院の裏山の石段を上った台地上に建つのが、世界遺産の「石窟寺院」(写真)  張り出した岩山の下に、真っ白いしっくいの壁が並び、門から入ると岩山がくり抜かれた石窟となっている

ダンブ石窟2

先ず入った第1窟には、長さ14 mの巨大な涅槃仏(写真)が横たわっているのは壮観。全身が金色に塗られ、足の裏だけ赤いのが特徴で、紀元前1世紀頃に造られたというのが、この石窟寺院の歴史的価値を高めている。

ダンブ涅槃像

 次いで第2窟に入る。ここは幅52 m、奥行き25 mのダンプッラ最大の石窟で、ノミとハンマーだけで掘った2000年前の人々の努力に敬服。数十体の仏像(写真)が安置され、天井の壁画(写真)が美しい。 第3窟、第4窟は18世紀以降に造られた石窟で、ここにも涅槃仏や仏像が多数安置されている。 最も新しい第5窟は、1915年に造られたというから、スリランカの人々が、2000年以上に渡ってこの石窟群を大切にしてきたことが分る。

ダンブ仏像

ダンブ壁画

 境内に大きな菩提樹があり、赤や白の小旗で飾られている(写真)。これをチベットではタルチョと呼んでいたが、この地では「エマ」と呼ぶとのこと。仏教の伝来には3ルートがあり、インドからシルクロードを経由して中国、韓国、日本に渡来したのが大乗仏教。スリランカを経由してミャンマー、タイ、カンボジアに渡来したのが小乗仏教。インドで仏教が迫害された時に、インドの僧侶が逃げ込んだのが、チベット仏教。中国・日本にはこの小旗がないのに、スリランカやチベットに存在することは、インド仏教の本来の継承国は、中国や日本ではなく、スリランカやチベットなのだろうか? 僧侶の厳しい戒律やチベットの過酷な五体投地を目の当りにすると、その考えは間違ってはいないように思える。明治時代の僧侶、河口慧海が日本の仏教の経典に疑問を感じ、真の仏教の経典を求めて、チベットに密入国したのも、その裏付けとなるだろう。 
 
ダンブエマ

2 スリー・マハー菩提樹  アヌラーダプラ

 現地ガイドの説明「インド・ブッダガヤには、その木の下で仏陀が悟りを開いたとされる菩提樹がある。紀元前3世紀に、インドのアショーカ王の王女サンガミッタが、ブッダガヤの菩提樹の分け木をここに植樹した。樹齢2000年を超えた尊い木(写真)がお宝」 大きな菩提樹を囲むように、白い寺院が建っている。何かの儀式があるようで、白い服装の人々が楽隊を先頭に横切って行く。お供え物を持つ人や国旗を持つ人も見える。小乗仏教では、僧侶は厳しい修行により解脱して輪廻から逃れるのであるが、一般の世俗の者は僧侶に功徳を積むことで、僧侶と 同様に解脱して輪廻から逃れるとされる。この儀式や寺院での信者の敬けんな参拝の姿を見ていると、日本よりも数段、スリランカの人々の信仰心が厚いように思われる。 

ダンブ菩提樹2 - コピー

3 ルワンウェリ・サーヤ大塔

 遠くからでも目立つ、大きな白い仏塔(ダーガバ、写真)が眼前に現れた。 ガイドの説明「この塔は紀元前2世紀に建てられ、当時は高さ110 mあったとされるが、現在の高さは55 m。毎年6月に、竹で足場を組み立てて、石膏で大塔を塗り直す」 これも日本の弥生時代に造られたというのが驚異。スリランカ仏教のハイライトの一つである。 大塔は一段高い石畳の台上に造られ、台座の周囲は無数の象の彫刻で囲まれている。大塔の隣の仏塔には、涅槃仏を始め多くの仏像が安置されている。 
大塔

大塔を一周すると、一人の老僧が直立不動で立っている(写真)のが目に留まる。現地人が近寄っては、老僧を拝んでいるので、相当お偉い僧侶かと思われる。ガイドが「あれは有名な高僧で、一日中あの不動の姿勢で立ち瞑想に耽っている。お供え物は受け付けない」と言うのでビックリ。スリランカの僧侶の戒律が厳しいと知っていたが、この修行を見ただけで納得。チベットの五体投地でもその過酷さに驚いたが、小乗仏教、チベット仏教共に奥が深い。それに比べると、日本の僧侶は信者を極楽に導くというよりは、葬式や法事の稼ぎにのみ執着しているように思えて寂しくなってくる。「国貧しくして宗教興り、国豊にして宗教萎む」ということなのだろうか!
 
大塔僧
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