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狭山丘陵寺社めぐり 17 神明社 (武蔵村山市中央、原山)

狭山丘陵寺社めぐり 17 神明社

 入り天満宮から青梅街道に出て、南に向かう。南に向かう青梅街道は、大曲交差点で直角に西に曲がる。大曲交差点の手前50 mの信号から、右折して住宅街に入る。この辺りには渡辺酒造所があり「吟雪」という銘柄の清酒を造っていたのだが、10年くらい前に酒造所が閉鎖され、今は住宅街となっている。「村山大島紬」の凋落と共に、武蔵村山市の伝統産業が衰退している。 住宅街を歩いていると、路傍に祠が現れ「原山の地蔵尊」の説明版があり「『享保四歳念仏供、原山村』と刻まれています。土地のお祭りのとき、人があやめられその供養として村人が造立したと伝えられており、今なお子育地蔵として信仰されています」と書かれている。祠の中に、赤い帽子と赤い前掛けの大きなお地蔵様の立像(写真)がある。 ここは武蔵村山市中央地区であるが、昔は原山村であったことが分る。そして昔は人が死ぬことには慣れていたとしても、人が殺されるのはとても異常な出来事であったらしい。四歳とは四年のことだと思うけれど・・・・・

原山地蔵

 しばらく歩くと「新明社」に着く。 白い大きな鳥居(写真)が立っているが、神明社の直線的な神明系鳥居にしては、笠木の両端が若干上に反っているように見えるのに、やや疑問を感じる。鳥居の近くにある筈の説明版が見当たらない。武蔵村山市の史跡の丁寧な説明が、この社に及んでいないのが不思議。
原山鳥居

 石段を上って拝殿(写真)に着く。建物の手入れがあまり行き届いていない様子。

原山拝殿

 こじんまりした本殿(写真)は、拝殿の後ろに離れて建っている。拝殿と本殿が離れている神社は、このシリーズでは初めて。結構大きな拝殿(社殿)が先に造られ、そこに同居していた神様を、後で造った小さな本殿に移したように思うのだが・・・・・・

原山本殿

 この神明社が原山村の鎮守か氏神様と思われるが、武蔵村山市資料にも全く記載がないのが不思議。 これで武蔵村山市内の神明社は3社目。1km 程度の間隔で、同じ神社が3社もあるのは驚き。この地域は空堀川、奈良橋川の水源地帯である。東大和市では干上がってしまう空堀川も、この辺りでは常時水が流れている。従って灌漑用水に富んだこの地域では稲作が容易で、村人も裕福なため神明社を三つも造ったというのが私の推理。真福寺という大寺の存在も、昔の武蔵村山市の豊かさを物語っているように思える。
 この神明社の祭神は、各地の神明社同様、天照大神であるに違いない。神明社の総本社である伊勢神宮の格式は、日本最高の神社である。

 境内には、二つの境内社がある。 本殿の左には、赤い鳥居の稲荷神社(写真)がある。これまでの寺社めぐりで、境内社として圧倒的に多いのが稲荷神社。稲荷神社の祭神は宇迦之御魂神で、稲の精霊を神格化した神で、いわば食物神である。それを神社の境内に安置するのは何のためか、これから学ばなくてはいけない。
 本殿の右にあるのが「武蔵国 大口真神 御嶽山」の札が貼りつけられている祠(写真)。神明地区の神明社の境内社で、大口真神には既にお目にかかっている。御嶽神社の境内社である大口真神社の札が、何故二つの神明社にあるのかは不明。二つの神明社が比較的近くにあるので、管理する人が同じなのかも知れない。 石段上の灯篭に御嶽神社、阿天利神社、秋葉神社、榛名神社の名が彫られている。これらが神明社に合祀された神社だとすると、右奥の御嶽神社はここに合祀されたのかも知れない。
原山稲荷 

原山御嶽
 
 境内の右奥の丘に「六ツ指地蔵尊」の祠(写真)があり、説明版に「江戸時代のはじめ、屋敷山に前島十左衛門という地頭の屋敷があり、この地を支配していました。その娘にどうしたことか指が六本あり、年頃になると世をはかなんで自殺したので、村人が彼女を哀れんでその菩提のために六ツ指地蔵尊を建てたと伝えられています。今は子育て地蔵として信仰されています」と書かれている。 豊臣秀吉も指が六本あったといわれているので、六ツ指であっても男は出世できるが、女は哀しい運命を辿らなくてはいけないとは無常なこと。 

原山六指

 殺されたり自殺した人を供養した地蔵尊が、何故子育てのご利益と結びつくのか分からないけれど、最後は六ツ指の娘にホロリとさせられて、原山神明社を後にした。
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酒造所跡

先週、大曲を逆方向に歩き、酒造所跡が住宅地になっているのにびっくりしました。

村山六地蔵村

 狭山丘陵南麓の瑞穂町から東大和市の間に、周辺の人々から親しまれた「村山六地蔵尊」があります。どのお地蔵さんを指すのか、説は様々のようです。
 東大和市では高木の「松こごれ地蔵尊」、武蔵村山市では今回の「原山の地蔵尊」と○○○。
 取材の折、識者の見解が聞けたら、教えて下さるようにお願いします。野火止用水
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