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狭山丘陵寺社めぐり 10 神明社 (武蔵村山市神明)

狭山丘陵寺社めぐり 10 神明社

 多摩丘陵沿いに我が家から西に向かい、東大和市の寺社探訪を前報で終え、本報から武蔵村山市に入った。そして先ず訪ねたのが二つの神明社。今日は武蔵村山市神明地区に建つ「神明社」を紹介する。 前報の慶性院から北上し、狭山丘陵沿いの神明通にぶつかって、神明通を西に向かうと「神明社」に着く。 神明地区や神明通があることから、この神明社は昔からこの地では有名な神社だったに違いない。
 神明通を右折して、丘陵の上に建つ神明社への参道を進むと、白い鳥居(写真)が立っている。鳥居の縦柱、横木共に直線的な神明系の代表的な鳥居。 神明は「天地神明に誓う」などと使われるように、もともと八百万(やおよろず)の神総体に対する尊称だった。後にもっぱら伊勢神宮を指すようになった。

神明社鳥居

 鳥居を潜り石段を上ると、丘陵の上に建つ「神明社」の拝殿(写真)がある。神明地区や神明通から、相当な大社を想像していたが、こじんまりした村の鎮守という感じ。 参道の説明版には「建立年代は不詳ですが、以前遥拝所であったものを、神明ヶ谷の鎮守としたものといわれます」と書かれていた。 遥拝所とは「遠くへだたった所から拝む場所」であるので、この丘の上から伊勢神宮を遥拝していたようである。伊勢神宮は富士山の方向にあるので、富士山に向って拝むことになる。イスラム教のモスク(教会)には、聖都メッカの方向を示すミフラーブという聖所があり、イスラム教徒はミフラーブに向って敬謙な祈りをする。神明社の遥拝所と同じ遥拝スタイルが、海外にも存在しているのが面白い。

神明社拝殿

 本殿(写真)の屋根の上には、伊勢神宮や各地の神明社で見られる鋭い柱が、天に向かって伸びている。この屋根の姿にはいつも神々しい威厳を感じている。

神明社本殿

 神明社とは、伊勢神宮の神霊を分祀して祀る神社のことで、全国に1万八千社もあり、稲荷神社、八幡神社に次ぐ数である。 祭神は天照大神であり、日本の八百万の神々の中でもトップランクに位置する神様。「天照」とは「天に照り輝く太陽」を意味する太陽神の女神であり、同時に日本の皇室の祖神としても祀られている。 我が家の本家にあった家系図に、10代くらい前までの祖先名が記入してあったが、それ以前の祖先は不明として・・・・・となっていた。その点線の最上部に「天照大神」と書かれており、私の祖先も「天照大神」であったことを思い出して苦笑い。
 伊勢神宮の神霊を祀る神社は神明社であるが、伊勢神社と名乗る神社は見当たらない。伊勢神宮即ち「お伊勢さま」は高貴なブランド名であって、一般の神社に伊勢というネーミングは、畏れ多いということで禁止され、代わりに神明が使われているに違いない。
 天照大神は太陽だから、稲作と深く関係するが、天照大神の霊力は万能であり、いわば何事にも打ち勝つ勇気や精神力を高め、人々に生きる力を与えてくれるものなのである。日本の歴代首相が、新年に必ず伊勢神宮を参拝し、日本国民の幸せを祈願する所以である。伊勢神宮には9年前に参拝したことがある。しかし社殿内に入ることが出来ず、建物の一部(写真)を見ただけ。伊勢神宮は皇居同様に皇室の領地なので、一般人の立ち入りは禁止されているのであろう。

伊勢神宮019

 本殿の後ろに、三つの境内社が並んでいる。 小さな鳥居を持つのが稲荷神社。 その横には板碑(写真)が祀られている。どのような板碑かは分らないが、きっと貴重な板碑なのだろう。 更にその横にある祠の中に「大口真神御符」が貼られている。大口真神とは、狼を神格化したもので、猪や鹿から作物を守ることや善人を守護し悪人を罰する信仰とされる。 武蔵村山市資料では、神明社の境内社は御嶽神社となっている。御嶽神社の境内社に狼を祭神とした大口真神社があるので、祠には大口真神社の御符が貼りつけられているのだろう。

神明社板碑

 本殿の裏から丘陵の稜線に出ると、茶畑の中に神明社が建っている(写真)。富士山を見渡せる景勝の地に社殿が建ち、まさに神明地区の鎮守として相応しい神明社であった。

神明社全景
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