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狭山丘陵寺社めぐり 97 北野天神社(2)  (所沢市小手指元町)

狭山丘陵寺社めぐり 97 北野天神社(2)  

 前報は社殿の説明だけで終了。今回は境内社を主体に、北野天神社を再度紹介する。 社殿右隣に建つ大きな境内社は「諸神宮」(写真)。 案内板には「当社殿は室町時代の再建である。源頼朝が建久六年、延喜式内総社(三千百三十二座)を勧請したので、諸神宮と奉称し家光将軍より諸神宮領の寄進状が現存する」と記されている。

北野内諸神宮

 延喜式内社を全て一神社に集めて祀るのが「諸神宮」とは初耳。三千数社を一社ずつ訪ねて勧請したのではなく、エイヤ!と一括して勧請したのであろうか? 延喜式内社には、鹿島神宮・香取神宮などの神宮が何社かあるので、総合した時は諸神社ではなく諸神宮と呼ぶのが相応しいと理解した。 平安時代初期の「延喜式」の神名帳に登録された神社は二千八百六十一社であるから、そこに鎮座する神の数が三千百三十二座ということになるらしい。現在の神社には複数の神が鎮座され、特に合祀された神社には沢山の神が鎮座している。しかし延喜式内社時代には、神社には神様お一人が普通であったと思われる。

 諸神宮の左に建つ小社が「文子天神社(はた神様)」(写真)。 案内板には「養蚕をはじめ手繰裁縫機織などすべて日本婦人の美徳を備え給ふた『多冶比文子』と申す女神様が祀られた社です。千年もの昔京都の七条坊に生まれ、神託により天慶五年(1055)菅原道真を庭内に祀ったのが、抑北野天神社の発祥と云われています」と記されている。 これはこの地の「文子天神社」の説明ではなく、京都の「伏見天満宮」の末社「文子天満宮」と「文子社」の説明のようである。「週刊、日本の神社 6 北野天満宮」の中での「文子天満宮」の説明には「道真公の乳母ともいわれた多冶比文子が、天神として一番はじめに道真公を祀った場所。今は天満宮の末社だが前身となった神社」と記されている。 この地方のよう養蚕業のために、京都の「文子社」が勧請されたものと思われる。
北野内文子天

 社殿の左後方に建つのが「八雲神社」(写真)。祭神は出雲の素盞鳴命で、狭山丘陵には多いお馴染みの神社。現在改築中である。

北野内八雲

 隣に建つのは、二つの鳥居を持つ「正一位稲荷大明神」(写真)。稲荷神は神社を守護する神様として、神社の境内に多く建ち、民家の屋敷神としても信仰されている。

北野内稲荷

 その隣に建つのが「小手指神社」(写真)。「日清戦争以来の英霊を祀る」と記されているので、この地方の「護国神社」であると思われる。北野天神社に合祀された「小手指天神社」とは無関係のようである。 神社前に「航空神社跡」の表示があるので、近くの入間航空基地に係わる神社が、ここに建っていたように思われる。

北野内小手指

 社殿を囲むように建つ境内社群から外れ、西参道横に建つのが「石宮神社」(写真)。 資料には「由緒不明。祭神不明。昔から建っていたが、区画整理にあたり境外社とする」と記されている。 石宮とは、出雲あたりで信仰されている岩(磐座)をご神体とする神社という説もあるという。 社殿に「水天宮」の表札が掛かっているので、丘陵の下を流れる柳瀬川に係わる神社が、石宮神社に合祀されているとも考えられる。 因みに水天宮の総本社である福岡県久留米市の水天宮の祭神は、宇宙の根源神ともいわれる天御中主神である。

北野内石宮

 入口の案内板には、合祀された神として「宗良親王 小手指明神 天穂日命(出雲祝神社祭神) 応神天皇(八幡神社祭神) 日本武尊 倉稲魂神(稲荷神社祭神)」が記されていた。 境内社には稲荷神社があったのみで、それ以外の神の境内社はないので、社殿内に祀られていると思われる。 北野神社は菅原道真などの主祭神、三神を加えると合わせて九神を祀る大神社であることが分った。

 社殿の前に三つの石造物がある。奥から狛犬、石灯籠は分るが、手前の細長い石造物がよく分らない。上部や下部に穴が穿っているから、馬の手綱を結びつける棒のようにも思えるが、残念ながら解明できなかった。

北野内灯籠

 社殿の前には「神楽殿」(写真)があり、祭の時には舞台が活用されているように思われる。

北野内神楽殿

 社殿の正面には「尊桜」(写真)と名付けられた桜の木がある。日本武尊命が東征の時に手植えされた桜の木で、現在の木は4代目とか。狭山丘陵には新田義貞手植えの桜などもあるが、昔の武将は戦いを目前にしながらも、桜を植える余裕があったとしたら大したものである。

北野内尊桜

 最後に、参道横の「力石」(写真)を紹介する。これは昔の若者たちの力比べの遺物として、現在に残しておきたいものである。

北野内力石
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