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狭山丘陵寺社めぐり 96 北野天神社  (所沢市小手指元町)

狭山丘陵寺社めぐり 96 北野天神社

 狭山丘陵寺社めぐりのハイライトの一つ「北野天神社」(写真の赤〇、緑〇は参拝してきた狭山霊場めぐりの札所)を紹介する。

北野天神社地図138

国道179号所沢青梅線と西武球場前を通る北野天神通の交差する「北野天神前」交差点近くに「北野天神社」の入口(写真)がある。 入口の案内板には「北野天神社略記 御祭神 櫛玉にぎ速日命(延喜式内物部天神社) 八千矛命(延喜式内国渭地祇神社) 菅原道真公(天満天神社) 總稱北野天神社」と記されている。 参道の両側には沢山の灯籠が配されている。

北野天神入口

参道を上って行くと、両端が反り上がった明神系の一の鳥居(写真)が立っている。

北野天神一鳥居

更に上ると「北野天満宮」の額の掛かる、明神系の二の鳥居(写真)が立っている。菅原道真を祀る神社は通常「天神様」と呼ばれ、天満宮、天神社、天満天神社、北野神社などがあり、この北野天神社も北野天満宮と呼ばれていたようである。 二の鳥居の後方で参道は右に曲がるが、すぐに左に曲がるため、鳥居も社殿も南向きに建っている。 参道を斜めに造らないで、屈折させているのは、社殿に向かう参道を南向きに造りたいとの意図を感じるのである。

北野天神二鳥居

広い境内の真ん中に、北野天神社の「拝殿」(写真)が建っている。華美に流れない質実剛健を思わせる造りである。

北野天神拝殿

拝殿の後方の「本殿」(写真)の屋根は、伊勢信仰の神明社を思わせるきらびやかさがあり、鋭く尖った千木や5本並ぶ鰹木は見ごたえがある。

北野天神本殿

社伝によると「景行天皇の御代(71~130)、日本武尊が東征の折、この地にニギハヤ・ヤチホコの二神を祀り、物部天神・国渭地祇神として尊称した古来武蔵野の延喜式内社入間郡五座の一つに数えられている由緒ある神社です。その後長徳元年(995)菅原修成(道真の五世の孫)が武蔵守となり、この地に京都の北野天満宮を勧請し祀ったことから、北野天神と称されるようになりました。武家の信仰が厚く、源義家・頼朝、足利尊氏、前田利家等により、しばしば社殿が造営されたそうです」と言われる。
5年前に北野天神社をご案内して頂いたブロ友様の資料には「この神社の由緒は古く、延喜式入間郡五座の『物部天神社』にあたります。景行天皇四十年に、櫛玉にぎ速日命、八千矛神の二神を奏斎して創建されたとします。古事記に載る創建伝承です。 その後、欽明天皇十二年に、神託により小手指明神を合祀し、長徳元年には、京都北野神社より菅原道真の神霊を勧請したとされます。 正平七年(1352)、足利尊氏対新田義興・義宗兄弟の小手指原合戦の際には、後醍醐天皇の第三皇子・征夷大将軍・宗良親王を奉じて、新田兄弟が小手指原に陣していますので、宗良親王の御陣所(写真)となったことが考えられます」と記されている。

北野天神相良

櫛玉にぎ速日命は天つ神の御子で、神武天皇東征の時に天皇を助けた神様。大和政権の軍事・祭祀を掌握した物部氏の祖であるとされる。 八千矛神は大国主命の別名で、武神の時に使われる名前。 この二神を祭神とする「物部天神社」が、大和から遠く離れたこの地にあることについて、ブロ友様は「入間郡を支配した物部氏とのゆかりも考えられます。物部氏の支族が奈良時代の初めに、この地方に派遣されて来住したとするものです」と述べられている。 「物部」の名を冠する神社は、他に島根県太田市(石見銀山の近く)に「物部神社」があるだけで、「物部天神社」の存在は全国的に珍しい。
更に延喜式内社であった物部天神社と国渭地祇神社が、北野天神社に合祀された経緯を知りたいものである。 拝殿の前に「大納言梅」(写真)があり、案内板には「前田利家献栽 菅原道真の子孫だと云う前田利家は小田原攻めの折、当神社に立ち寄ったが、当社は幾度かの戦乱の兵火により灰燼と化していたので、社殿を再興。一本の梅を此処に献栽して武運長久を祈願した」と記されている。
北野天神梅

この文章から、戦国時代に北野天神社自体が戦火で灰燼となっていたのだから、それより更に古い時代に、物部天神社や国渭地祇神社が灰燼と化していても不思議ではないように思われる。 そのように考えると、入間郡の延喜式内社である出雲伊波比神社や中氷川神社が現在も存在するのが奇蹟とも思われる。但し、出雲・中氷川両社共になくなるどころか、各々が二社に増えて本家争いをしているのが不思議な因縁である。

社殿から西に向かう参道(写真)があり、北野天神通に面する入口には鳥居も造られている。神社の西に住む人々の参拝を容易にするために造られた参道と思われる。

北野天神西参道

長文となったので、境内は次報で紹介する。
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