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寺社めぐり 23 新潟県新発田市

寺社めぐり 23 新潟県新発田市

 新潟駅から列車でJR白新線を北に向かうと、30分で新発田駅に着く。新発田藩の城下町であったから、寺社も多いと推定し、新発田市の寺社めぐりと観光を行った。

1 新発田城

 新発田駅の北、2 kmのところに「新発田城」がある。 江戸時代に造られた「表門」(写真)から入場する。
新発田城門

 江戸時代から現存するのは、表門と「旧二の丸櫓」の二つだけで、これが新潟県に現存する城郭建造物としては唯一であることを知った。
 新発田城を築城した初代新発田藩主溝口秀勝は、尾張国の出身で、豊臣秀吉から6万石を与えられ、加賀国大聖寺から新発田に入封した。 関ヶ原の戦いでは徳川方に付いた外様大名である。 新発田に入封した秀勝は、上杉景勝と戦って滅びた新発田氏の館跡に、新発田城を築城した。
 城内を観光して表門から出ると、石垣の上に再建された辰巳櫓(写真)が見える。

新発田辰巳櫓

江戸時代、この辰巳櫓が失火した時の責任者が中山弥次衛門であり、中山安兵衛の父親である。中山弥次衛門は失火の責任を負って浪人となった。息子の安兵衛は18歳の時、家名再興のため江戸に出て、高田馬場の敵討ちによって名を挙げた。後に、赤穂藩の堀部家の養子となり、堀部安兵衛として忠臣蔵で活躍し赤穂義士となる。
寺町に向って歩いていると「義士堀部安兵衛誕生の處」と記された柱(写真)が立っていた。新発田藩から出奔した堀部安兵衛に対する新発田の人々には、義士・安兵衛に対する微妙な感情が存在するように思った。

新発田安兵衛

2 宝光寺

 寺町では沢山の寺院をめぐることができた。新発田駅の観光案内所で入手した「シバテラ(新発田・寺町の略)散策まっぷ」がとても役に立った。「まっぷ」に14も記載された寺院の中から「宝光寺」を紹介する。 小さな門から入場すると、弘化二年(1845)に再建された重厚な山門(写真)が目を引く。二層目に手すりをめぐらせた二重門で、瓦葺の入母屋造。

新発田宝光寺三門

 その後ろの横長の本堂(写真)は、山門ほどの豪華さはない。

新発田宝光寺本堂

 宝光寺は山号を広沢山という曹洞宗の寺院。起源は初代藩主・溝口秀勝が加賀国に創建した大麟寺で、慶長三年(1598)の溝口秀勝の新発田藩移封に随行して、ここ越後国に移転。秀勝が死亡すると当寺に埋葬され、浄見寺と改名。その後、将軍徳川綱吉が死亡すると、綱吉の院号である常憲院と音が通じるのをはばかって、宝光寺と改名した。外様大名が生き残るためには、江戸幕府に対して細やかな配慮が必要だったことが窺われる。
 従って宝光寺は藩主・溝口家の菩提寺であり、本堂の後ろに溝口家代々の墓所(写真)がある。会津若松市の松平家御廟や萩市の毛利家墓所に比べると、規模や墓石の配置が劣るとはいえ、藩主の墓所としての風格はある。

新発田藩主墓1

新発田藩主墓2

3 諏訪神社

 新発田の総鎮守が「諏訪神社」。 大変大きな社殿(写真)は、2001年に焼失し、2004年に再建されたもの。社殿は、拝殿、幣殿、本殿が一棟(写真)になっている。

新発田諏訪神社

新発田諏訪神社2

 創建は大化四年(648)と伝えられる。蝦夷への備えとして越後に淳足柵や磐舟柵が置かれた際、柵戸として信濃国から移住した人々が、現在の諏訪大社より分霊を勧請したのが起源とされる。 祭神は建御名方命で、大国主命の息子。父の国譲りに反対して、出雲国から信濃国まで逃げ延びた神様。 相殿神が「溝口大祖神」。初代新発田藩主・溝口秀勝公が祀られている。

4 清水園・足軽長屋

新発田市観光の最後に、新発田藩四代藩主重雄が建設した庭園「清水園」(写真)を訪れた。新潟県には珍しい本格的な庭園であり、私も何度か訪れたが、冬の雪景色の庭園が美しかった記憶がある。
新発田清水園

 清水園の隣、新発田川の向かいに建つのが「足軽長屋」(写真)。新発田藩の足軽が居住した茅葺平屋建の八軒長屋である。

新発田足軽長屋

 新潟在住中、ドライブ、スキー、ゴルフで、新発田の街を100回は通過しているが、今日ほど丹念に街歩きしたのは初めて。この歳になって、新発田の街を散策できたのは、夢のようであった。
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