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狭山丘陵寺社めぐり 68 聴松軒  (所沢市堀之内)

狭山丘陵寺社めぐり 68 聴松軒

 前報「金仙寺」から、早稲田大学沿いに谷の奥に向かうと、民家の裏の丘に「聴松軒」がある。観音霊場地図(写真)の赤丸が聴松軒で、緑丸はこれまでに参拝した狭山観音霊場の札所。1年と3ヵ月をかけて、我が家からようやくこの地までたどり着けた。

聴松軒地図125

 丘の上り口に看板が立ち「狭山観音霊場めぐり 第31番札所 聴松軒 本尊 馬頭観音」と記されている。 丘の上に「馬頭観世音」の額が架かる、聴松軒の小振りな「本堂」(写真)が建っている。
聴松軒本堂

 聴松軒は真言宗豊山派の寺院。 本尊の馬頭観音は観音でありながら、まるで不動明王のような怒った顔をして、頭上に馬の頭を乗せているのが特徴である。馬頭観音は主に畜生道を教化するといわれる。民間信仰も篤く、牛馬や家畜の守護をし、無病息災を願う信仰が生まれた。ここ武蔵地方の路傍には、馬頭観音像がとても多いが、このように本尊として祀られているのは珍しい。
 境内の裏には多くの石造物(写真)が並んでいる。正面の左から、享保19年(1734)造立の馬鳴尊者像、宝永8年(1711)造立の不動明王像、宝永7年(1710)造立の大日如来像。左側には地蔵像と了念仏法師像、右側には六地蔵像が並んでいる。

聴松軒馬頭観音

 馬鳴尊者とは、馬頭観音の別名かと思ったが間違いで、古代インドの有名な仏教詩人アンヴァゴーシャの漢訳名とのこと。馬鳴尊者は禅宗の始祖として数えられ、道元禅師の「西法眼蔵」に、馬鳴大和尚として取り上げられている。 大日如来は真言宗の本尊であり、不動明王は真言宗の寺院が本尊として祀ることが多く、この二つの石像は聴松軒が真言宗の寺院であることを示している。
 小さな境内社(写真)があり、その梁に「弁財天神」「市杵比女神」と記されている。

聴松軒境内社

 市杵比女神は、宗像三神の一柱「市杵島姫命」と考えられ、美人の誉れ高い市杵島姫命は、弁財天神と同神とされる。いずれにせよ両神は「水(海)の神」であるので、狭山丘陵の水源を護る神様として祀られているのであろう。
 狭山丘陵の奥深くに、家畜と水を護る寺院と境内社が、密かに建っていたいることを確認できた。
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