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狭山丘陵寺社めぐり 66 中氷川神社  (所沢市堀之内)

狭山丘陵寺社めぐり 66 中氷川神社  (所沢市堀之内)

 前報の「山之神神社」から国道179号所沢青梅線に出て、東に500 m進むと、国道と平行して建つ「中氷川神社」に着く。所沢方面に向かって、笠木が直線的な神明系の鳥居(写真)が立ち、鳥居の向うに桜並木の長い参道が延びている。

中氷川鳥居

 参道を歩いて境内に入ると、古風な屋根と太いしめ縄と朱色の壁という、これまで狭山丘陵では見なかった拝殿(写真)が現れた。拝殿を一見して「これぞ延喜式内社」と呼ぶに相応しいと思った。延喜式神名帳(927年編纂)の入間五座の中に「中氷川神社」が登録されているのである。

中氷川拝殿

 拝殿の内部は、大きな鏡を中心とした美しい神殿で、神様を拝むのに相応しい。

中氷川拝殿内部

 次いで、拝殿の横から見える本殿(写真)は、拝殿に比べると簡素化した造り。

中氷川本殿

 本殿の内部は網目によって見にくいが、形の良い神殿(写真)があり、その中にご祭神が祀られているのだろう。
中氷川本殿内部

 境内の案内版には「由緒 狭山丘陵の北麓に位置するこの三ヶ島は、開村当時は家もまばらであたかも原野に三つの小島が浮かんでいるようであったことに由来する。当社は、この頃の人々によって累代奉斎されてきた。一千年の歴史を物語る神木やうつ蒼とした杉桧の混在林に囲まれた丹塗りの社殿は、柱や梁に至るまで竜や獅子など細やかな彫刻が施されており、江戸時代中期の建築美を今に伝える文化財である。 境内が北東から南西にかけ長い形をしているところから、かっては長宮とも言われたり、また中武蔵にある氷川神社のため、武蔵一の宮大宮氷川神社と奥多摩にある氷川神社の中間にある中宮とも言われた記録もある。即ち崇神天皇(258没)の代に神託により勧請された社で、延喜式(927)には武蔵四十四座の一座として、その名が記されている。 当社の造営の歴史を伝えるものとして正長年間(1428)、天文(1554)・寛延(1748)の棟札や近世文書が残っている。 祭神 素戔嗚尊 櫛稲田姫 日本武尊 大己貴命 少彦名命」と記されている。
 案内板で分ったことは、この辺りを「三ヶ島」と呼ぶこと。赤い壁は丹塗りということ。大宮と奥多摩の両氷川神社の中間に位置するので「中氷川神社」と称すること。古社である証となる棟札はあるが、いずれも延喜式名帳の作られた年代よりも、遥か後年であるため、当社が延喜式内社という物証はない。 祭神である四体は、出雲祝神社と同様にいずれも出雲の神様。素盞鳴尊(氷川神社の祭神)と櫛稲田姫は夫婦であり、大己貴命は大国主命であり、少彦名命は大国主命とコンビを組んで国づくりを成し遂げた神様。私の出身である島根県の神様に、ここでも出会えたのが嬉しい。残る一体の祭神、日本武尊は武力にすぐれた偉大な戦士で、東国遠征が有名。

 社殿の後ろに、ご神木であるケヤキの大木(写真)がある。既に枯れた大木を、屋根で覆っているのは大切にされている証拠。

中氷川名木

 境内社は4社あり。左から稲荷社、神明社(祭神の天照大神は、素盞鳴尊の姉)(写真、二社並ぶ)。
中氷川境内社1

 中央の大きな境内社は八坂神社(祭神は素盞鳴尊)(写真)。

中氷川境内社2

 右の境内社は山王社(祭神は大山咋神)(写真)。山王とは山の神を意味し、前報の「山之神神社」同様に、山に対する信仰が伺われる。

中氷川境内社3

 境内には大きな「神楽殿」(写真)が建ち、出雲祝神社と同様に、神楽の他に歌舞伎・芝居が興行されたものと思われる。

中氷川神楽殿

 最後に、再び延喜式内社問題を取り上げる。 狭山丘陵北麓には「中氷川神社」が二社(三ヶ島郷と山口郷)あって、どてらも「延喜式内社は当社である」と主張している。これは「58報出雲祝神社」で述べた「出雲伊波比神社」との延喜式内社争いと、全く同様なのである。「三ヶ島、中氷川神社」は「出雲祝神社」と同様に、古風で素朴な社殿であるのに対し、「山口、中氷川神社」は「出雲伊波比神社」と同様に、重厚で大きな社殿という共通性があるのは興味深い。私は古社の雰囲気を残す「三ヶ島中氷川神社」と「出雲祝神社」を延喜式内社にしたい気持ちはある。 これから20報くらい後に「山口、中氷川神社」を訪ねる予定なので、その時に再度「延喜式内社争い」に言及してみたい。

 中氷川神社の社殿や鳥居は東向きであり、狭山丘陵北麓の神社に共通している。ところが社殿の後ろに、西向きの白い鳥居(写真)が立っているのは、私が歩いてきた糀谷地区や入間市宮寺地区の参拝者の便宜を図ったように思われる。但し、西からの参拝者に対し「参道をつけるのはよしとしても、鳥居まで立てる必要はあるのかな?」とは思った。正式な参拝は、社殿前方の鳥居・参道を通らなくてはいけない。 

中氷川裏鳥居
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