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狭山丘陵寺社めぐり 54 水天宮  (瑞穂町駒形富士山)

狭山丘陵寺社めぐり 54 水天宮  (瑞穂町駒形富士山)

 前報の福泉寺から200 m 北東に「水天宮」が建っている。狭山丘陵から流れる小川(写真)に沿って建つ、比較的に新しい小社(写真)である。

水天宮小川

水天宮全景

 笠木の両端が上に反って曲線的な明神系の鳥居(写真)は、社殿から見ると東南の方向を向いている。これまでに訪ねた狭山丘陵南麓の神社の鳥居は、ほとんど太陽を望む南向きであったので、北麓の水天宮の鳥居の向きも南麓同様である。

水天宮鳥居

 小さな社殿(写真)には歴史的な重みは感じられないが、農村に溶け込んだような親しみを感じさせる。 社殿の内部の神棚(写真)もすっきりしているので、この小社は信心深い氏子たちに大切に守られていることが察せられる。

水天宮社殿

水天宮社殿内部

 この小社の祭神は不明であるが、水天宮の総本社である福岡県久留米市の水天宮の祭神は天御中主神、安徳天皇、高倉平中宮(建礼門院)、二位の尼(平時子)である。源平壇ノ浦の戦いで亡くなった安徳天皇以下を除くと、天御中主神がこの小社の祭神である可能性がある。 天御中主神は、高天原に一番最初に現れた神で、天は宇宙、御中は真ん中、主は支配する意味で、宇宙の根源神というとても偉大な神様である。 この天御中主神を祭神とする近くの神社としては、東京水天宮、秩父神社がある。昨年訪れた東京水天宮は、社殿の大改修中で参拝できなかった。 私は福岡県久留米市に3年間在住したので、大河筑後川に沿って建つ水天宮(写真)には何度も参拝した懐かしい神社である。その水天宮が、全国の水天宮の総本社であることは、この寺社めぐりで初めて学ぶことができた。
 なお、天御中主神のご利益は水とは関係がなく、安産・子育ての神とされる。

水天宮115

 小さな境内社が二つあり、その一つが稲荷神社(写真)であることが分った。残念ながらもう一つの境内社(写真)は不明であった。

水天宮境内社1

水天宮境内社2

 神社を去りながら「この水天宮は、昔の筥ヶ池(現在の狭山池、50報参照)から埼玉県側に流れ出ていた川の水神を祀る、歴史ある神社であったのだろう」と考えていた。 神社前で地元の男性に出会い挨拶すると、その男性が「この神社は震災か空襲の後に、東京都内から移ってきたと聞いている。横の小川の水源は狭山池ではなく、目の前の狭山丘陵から流れ出している」と教えてくれた。 筥ヶ池から流れ出していたのは不老川であって、この小川は不老川の支流であることが分り、この小社が私の思っていたほどには歴史的に著名なものではなかったようである。
 
 この地区名が「駒形富士山」 富士山を「ふじやま」と読むらしい。 何が富士山かと言うと、富士山は浅間神社のことで、この地区の裏山に建つ「浅間神社(48報)」が富士山の言われである。 浅間神社は富士山信仰の神社であり、裏山に建つ浅間神社の土地帰属について、隣村の箱根ヶ崎と争って敗れ、浅間神社は駒形富士山地区の所有ではなくなった。 しかし昔からの村名であった「富士山」が、今でもこの地区名として残っているのが興味深い。 
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